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配合成分情報

フコイダンについて

フコイダン

フコイダン(fucoidan)とは、海藻のヌメリに含まれる成分です。

海藻はその色によって、褐藻類・紅藻類・緑藻類などに分類されますが、それらの中でも、コンブ、モズク、ワカメ、メカブ、ヒバマタなどの【褐藻類】から抽出される成分がフコイダンです。

ヌメリをおびて海藻の表面をおおい、キズや乾燥、最近から身を守るためのバリア機能を果たしていると考えられ、その特性が注目されています

海藻ごとに異なるフコイダン

フコイダンは、フコースという糖をメインに、ガラクトース、グルクロン酸などフコース以外の糖と、ヌメリのもとである硫酸基が複雑に結合した状態で抽出されます。

フコイダンを構成している糖の種類や組み合わせ・硫酸基の数は、原料とする海藻によって大きく異なり、一定ではありません。

たとえば、コンブから抽出する「コンブフコイダン」と、モズクから抽出する「モズクフコイダン」とでは、見た目は同じでも、化学構造が大きく異なります。

つまり、ひと言で “フコイダン” といっても、海藻によって特性や活性度が異なるため、フコイダン製品を選ぶ際には、含有量や純度だけでなく、どのような海藻を原料としているのかが大きなポイントです。

褐藻ごとに異なるフコイダンの構造褐藻ごとに異なるフコイダンの構造褐藻ごとに異なるフコイダンの構造

ほかの多糖体成分とのちがい

多糖体というと、これまでにも
・アガリクスなどに含まれる βグルカン
・イネ科の植物に含まれる アラビノキシラン
などに、免疫力の活性作用があることで注目されてきました。

海藻から抽出されるフコイダンと、ほかの多糖体とが異なる点は、フコイダンはヌメリの元である【硫酸基】が結合している硫酸化多糖体であるということです。

フコイダンがほかの多糖体にはない 特徴的な活性を示すのは、この硫酸基の結合によるものであると考えられています。

フコイダン原料となる主な海藻の成分構成と硫酸基含量
オキナワモズクフコース(主成分) グルクロン酸(フコースの1/5~1/6程度) フコース含有量は硫酸基のおよそ2倍
がごめ昆布フコース(主成分) U-フコイダン(主成分) F-フコイダン(主成分) フコガラクタン
ヒバマタフコースのみから構成 硫酸基含量はモズクの約2倍
アスコフィラムフコース、グルクロン酸を含有 硫酸基含量は、ヒバマタに近い
メカブフコース、ウロン酸、ガラクトースから構成 硫酸基含量も高い
アラメフコースとウロン酸から構成 硫酸含量はフコースの2倍程度
ヒジキフコース、ウロン酸、キシロース、マンノース、ガラクトースを含有 硫酸基含量も高い

アスリード配合の4種褐藻フコイダン

アスリード・フコイダンシリーズでは、海藻ごとに異なるフコイダンの特性を幅広く取り入れるため、昆布・ヒバマタ・メカブ・オキナワモズク、4種の褐藻抽出フコイダンを強化配合しています。

コンブ(ダービリア褐藻)

学名をダービリアアンタルティカといい、南米チリの最南端から南極大陸にかけての海域に自生する天然の昆布です。
最大で20mにも成長する大型の褐藻類で、干満の激しい波打ち際から水深30mの海底でも生育する能力があり、冬の間は氷の下でも生息できる生命力を持っています。

アスリード・コンブフコイダンの原料アスリード・コンブフコイダンの原料アスリード・コンブフコイダンの原料

ヒバマタ(アスコフィラム・ノドサム)

ノルウェーなどの北欧や、北カナダを中心とする北極海ちかくの海域で生育している褐藻類です。
氷河によって海へと運ばれる栄養を吸収しながら、4年の歳月をかけてゆっくりと成長するアスコフィラムは、ミネラル・ビタミンなど 60種類以上の成分を含む海藻として知られており、世界的にも健康茶や健康食材として利用されています。

アスリード・ヒバマタフコイダンの原料アスリード・ヒバマタフコイダンの原料アスリード・ヒバマタフコイダンの原料

メカブ

ワカメの根本、肉厚でひだ状の部分です。
フコイダンのほか、アルギン酸やミネラル、EPA(エイコサペンタエン酸)を多く含む、なじみの深い健康食材です。

アスリード・メカブフコイダンの原料アスリード・メカブフコイダンの原料アスリード・メカブフコイダンの原料

オキナワモズク

ほかの褐藻に比べてフコイダンの含有率が高く、構造もシンプルであるため、純度の高いフコイダンを抽出することができます。
透明度が高く紫外線量の多い海域で生育するため、紫外線に対する防御能力がたかく、すぐれた抗酸化作用があると考えられています。

アスリード・モズクフコイダンの原料アスリード・モズクフコイダンの原料アスリード・モズクフコイダンの原料